2016/06/03

プレヨーロッパ選手権 Day7 06/02

6月2日(木)

おはようございます。今日も「いい天気!」
Small weather windowが広がりだしているようです。昨日のOpen Class / Daily TopのEric選手(France)も「テンキガイイ!(Tenki ga ii)」と日本語で言ってます。
昨日(6/1)の結果です。
Daily10位。得点率もトップに対し70%を切ってしまいました。トップはスタート時間がもう少し遅かったようです。あきらかな失敗ではなかったようですが、判断の違いで差が出てきます。
Totalは10位/23機になりました。
Daily
http://www.soaringspot.com/…/kom…/task-9-on-2016-06-01/daily
Total
http://www.soaringspot.com/…/kom…/task-9-on-2016-06-01/total




朝の準備。
各パイロット、自分の飛ぶ機体を念入りに磨いています。Maruも磨いています。実はこれ、グライダーの性能を維持するためにとても大事なことなのです。みなさん、家具用の磨きスプレーなどを使って磨いているのですが、これは「綺麗にしてあげるから今日もがんばるんだよ!」とグライダーに語りかけているのではありません。この1拭きにより飛行中につくバグ(虫)がバグワイパーを使った際に落ちやすくなり、サーマル内での上がりやグライドの性能をよりよい状態に保つことができるから、一生懸命磨いているのです。
パイロットは今日もいいフライトが出来るように気持ちをこめて「ふきふき」してます。ちなみにMaruは今日から真似してみました。バグの落ちっぷりにびっくり!もっと早くから真似すれば良かった。。。(とはいえ、雨の際は雨滴が表面張力で大きくなってしまうので、雨のコンディションでは向いていないそうです)



日射が強くなってきたので、日焼けモードに入る人が増えてきました。毎日グランドワークをしてくれているスタッフのみなさんはすでにいい色になってきています。



タスク出ました。今大会初のRacing Taskです。
Racing Taskはものすごく簡単にいうと「決められたポイントを通過して、いかに早く帰ってこれるか」を競います。「決められたポイントにまっすぐ向かえば早く帰ってこれるんじゃない?」というのは素人考えでして、なるべく上昇に時間を使わず、グライド中に高度を落とさず、かつ速く飛ぶ必要があるため、気象条件や地形を考慮しながら選手はコース選択をします。海と空に違いはありますが、ヨットレースに似ています。
解説はこちら













今日はIce Cream Day

と、夏日を思わせる天気だったのに、突然のタスクチェンジ。
TaskBに設定が変わりました。TaskBは1:45のAATタスク。どうやら予想より早く東から雨域が近づいているため、危険を回避してタスクを変更したようです。
ブリーフィング後にTask Changeがあった場合、オーガナイザーは全選手にそれを伝え、承諾のサインをもらう必要があります。Maruもサインしました。


出発前、 Lucas Delobel選手と。
彼はJunior世界選手権フランス代表選手で現在23歳。来年のヨーロッパ選手権のフランス代表を狙っているそうです。技量もさることながら、彼の作るグライダー映像が秀逸、そしてイケメン。
天は彼にいくつの贈り物をしたのでしょうか??
彼のページをご紹介します。綺麗な映像、おすすめです。
https://www.facebook.com/delobelglidingchannel/
https://www.youtube.com/user/pdel64




OPEN ClassのTopを走るRoman Mracek選手(CZE)。
彼は毎日1番最初に離陸するポジションにグリッドします。彼の大事なルーティンなのかもしれません。そして出発するまでの間、よく空を観察しています。ロングタスクの出ていない今回の大会でも確実に勝ちを積み重ねる実力をもつ、世界のトップクラスの選手です。




Maruの足元はムートンブーツ。サンダルで飛んでるパイロットもいるようですが、上空は冷えるので冷え性Maruの必須アイテムです。では、行ってきます!


「今日は早めにスタートしようと思うから、3時には帰ってくると思う」ということだったので、3時にスタンバイ。が、戻ってきている機体は数機、そして彼らはどうやら途中でゴールをあきらめて帰ってきた模様。
次第に雲が厚くなり、冷たい風が吹き出してきました。ぽつりぽつりと帰ってくるグライダーがあるけれど、OPENクラスではない。3:30頃「RI on final No.4」の無線が。次々とグライダーが着陸し、4番目にMaruがいました。無事にガグルとゴールしたようです。


「今日はがんばったと思う」
自分なりに納得いくフライトができたようです。撤収作業中に風はどんどん冷たくなり、少し雨も落ちてきました。
明日はいよいよ最終日。「テンキガイイ(Tenki ga ii)」日になることを願います。



(こちらの記事はfacebookに投稿した内容を掲載しております)

TEAM MARU 赤石

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