2013/05/01

ヨーロッパは森がサーマルポイント

2008年ドイツ リュッセでの世界選手権
ヨーロッパの平野は森がサーマルポイントになります。生前丸伊さんがポーランドナショナルズに参加したレポートを頂いたときに教えていただいたのですが、当時は「なんで森みたいな湿っていそうなところがサーマルポイント?」と思ったのですが、ドイツでも実際見てみるとこんな感じで森のところは若干標高が高いことが分かると思います。

今回のポーランドのフライトエリアはドイツと川一本挟んだだけの場所ですので、地形はベルリン周辺のエリアと似ています。ですので、地図作りの際は森のエリアと標高を表す等高線を書き込むことがとても大事になります。


左の写真は 2008年のPoland国内選手権大会での Nieradka 選手の GPS トレースです。上は航空写真、下は google map の地形図ですが、きれいに森をトレースしてサーマルを捕まえており、森の標高が高いことが分かると思います。
川、湖はウエットエリアなので避けて飛びますが、逆にトリガーポイントにもなります。このあたりの話はSky full of heat に書いてありました。標高が高いことから水が確保できないので耕作に適さないことから森のまま残っているので、結果的に森が標高の高いところになっているそうです。なるほど!

Nieradka 選手はとにかくグライドが伸びる、上がりが常に良い、お手本にしたいけど理解不能なパイロットの一人です。

私が普段飛んでいる板倉滑空場の北のエリアも所々森が点在していますが、これらの森はすべて標高の高いエリアになっていて、同じようにサーマルスポットになっています。


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