2013/03/28

2013/03/24 地図作り

自作MAP(2008年大会用)
フライトのための地図作りも internet のおかげでずいぶん楽になりました。広報チームがblogとfacebook の更新をしている隣でパイロットは地図作りにいそしみました。

  1. 地図の購入
    • ICAO Poland map mapa chart とかでぐぐる
    • 見つかったのがポーランドの航空局と思わしきページ。AIP の電子版もあり。これで飛行場の情報が入手可能
    • Sales & Order のページに販売店の一覧
    • もちろんポーランド語のページしか無いのだが Chrome の翻訳機能で英語に翻訳すれば結構読めます
    • ポーランドは1:500,000 を6枚でカバーされているのですが、過去の競技会のタスクの状況から Poznan (ポーランド中西部)と Wroclaw(ポーランド南西部) 周辺の地図を購入すれば良さそうとあたりをつける。カード決済出来れば楽。カード決済に対応していない会社もあるので、銀行送金になる場合もある。試しに1枚でカバーしている地も購入してみたが大きすぎました。。
    • Jeppesn の map もあるのですが、個人的には ICAO map のほうが読みやすい(緑色の部分が森に対応している。ヨーロッパの平野では森はサーマルソースに対応しています)
    • ヨーロッパに飛びに行くときは大抵これで探し回れば地図が見つかります(ドイツ、フランス、スイス、オーストリア等)
  2. 10km 半径で同心円の書き込み、30 - 45 deg 単位での放射線の書き込み。距離を一覧で分かるように距離をインスタントレタリングで書き込み(詳細はクロスカントリーソアリングを見てください)
  3. 等高線の書き込み
    • google map で地形をチェックすると分かるのですが、レシュノ周辺は100m-200m 程度の微妙な凹凸のある平野になっています。この微妙な凹凸がサーマル発生のための大事なポイントになります。
    • 森のエリアは大抵少し丘になっています
    • google map の凹凸だと正確すぎて分かりづらいので、seeyou の地形図のコントラストを大きくすると丁度良い凹凸が分かるのでこれを手書きで地図に書き込みます(作業時間約6-8h)
  4. サーマルポイント、ウエットエリアの書き込み
  5. Google map の衛星写真と重ね合わせて森のエリアと等高線を突き合わせ
  6. ターンポイントの書き込み(今回だと240個。作業時間12h)
    • TP を手書きすることで地形を頭に入れていきます
  7. 空域の確認
    • 国際線の飛ぶ大きな飛行場が多いので Class-C のエリアには注意が必要
    • 軍用飛行場の周辺にも設定されていますが、Active / non-Active の時があるのでこれは試合当日に発表されます
    • 飛行禁止エリアも軍の演習場などが多いのですが、これも non-Active の時は飛行可能です。森が多く、サーマルポイントに対応してることが多いです。
  8. 必要な部分だけ A1 サイズにカラーコピー
    • 地図は著作権の関係でコピーしてくれないベンダーがあるので注意。A1 で \3,000 くらい
  9. フィルムマット で表面をコーティング
  10. 上記をバックアップ、Task-A, Task-B のために二組作成します。
  11. 上空で地図に書き込むためのペンはダートマグラフ 油性なので上空で汗で消えません。数色用意しておくと、タスクを書いたり、他のクラスのタスクも書き込めるし、風も書き込めるので便利

by 丸山


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